医学生のための資産形成入門 基礎知識編 ⑳生活防衛資金とは

医学生のための資産形成入門

 インデックス医です。

 用語の説明ばかりで申し訳ないのですが、大事なものばかりなので頑張りましょう。

 本日は、「生活防衛資金」です。

 さすがに投資に関係のない日常でこのワードを聞くことはあまりないと思います。

 生活防衛資金というのは、投資を始める前に緊急用の生活費を準備しましょうという考え方をもとに準備する資金です。

 前回のリスク許容度にも関わってくるのですが、基本的には投資は生活に支障のない余剰資金で行うものです。

 投資のために生活を切り詰めると、精神的な余裕もなくなり、リスク許容度も低下するので適切な判断が出来ず、結果的には成績が悪くなると思われます。

 そういったことにならないよう、まずは自分に何かあっても半年や1年間は少なくとも生活できるように現金を蓄えておきましょう、というのが生活防衛資金という考え方です。

 もしものときの備え、バックアップがある方が精神は安定するものです。

 どれくらいの金額を生活防衛資金として準備するかは、人によってまちまちです。

 月の支出×6ヶ月分、1年分、多い人は数年分用意する人もいます。

 最低でも6ヶ月分くらいはあると良いでしょう。

 この生活防衛資金は直接的には投資成績に影響しませんが、密かに力を発揮してくれる縁の下の力持ちのようなものです。

 軽視せずに、しっかり準備するのが良いでしょう。

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