医学生のための資産形成入門 基礎知識編 ⑮積立NISAはいつから始めるのがいいか

医学生のための資産形成入門

 インデックス医です。

 前回、積立NISAとiDeCoについて紹介しましたが、ではいつからどうやって始めたら良いのか、デメリットや注意点はないのかについて解説します。

 本日は積立NISAについてです。

 基本的に積立NISAはいつはじめても良いです。非課税となる枠が年間40万円ですので、それを満額積み立てられるのが良いと思います。月になおすと33,333円です。

 積立NISAは基本的に自分の証券口座とは別の口座のように取り扱われるので、証券口座を持っていてもすぐに始めることは出来ません。積立NISA専用の申込みページがあるので、そこから申し込みをします。

 証券口座自体を持っていない方は、証券口座の開設と同時に積立NISAの申し込みもできる場合がほとんどですので、早速申し込んでみましょう。

 利便性や手数料を考えると、楽天証券やSBI証券などのネット証券がおすすめです。

 積立NISAを始める際の注意点ですが、非課税枠は年間40万円までで、繰越が出来ません。つまり、今年は30万だけ非課税枠を使って、来年50万円使おうということが出来ないのです。基本的には毎年満額使用するようにするのがよいです。

 また、一度使った非課税枠は売却してしまうと、その枠が消滅します

 例えば、非課税枠の40万円分を年初に一括でインデックス投資に充てたとします。それが予想外に値上がりしたからと半年後に20万円分売っても、再度20万円分の非課税枠が使えるわけではありません。

 積立NISAは名前の通り積立をすることが前提となっているので、このような仕組みになっているのだと思います。

 もちろん長期投資が前提で積立NISAを利用していると思うので、短期で売買するメリットは緊急時以外は必要ないでしょうが。

 そして、投資で重要な出口の部分についてですが、積立NISAはその非課税期間の20年間が経過すると、そのまま自身の証券口座に移行できます。特に煩雑な手続きがあるわけではないので、あまり気にしなくて良いでしょう。

 基本的に積立NISAは、長期でインデックス投資を行う際のちょっとしたオプションとして非課税枠がある、と思えばいいです。

 気軽に始めてみましょう。

 iDeCoについては次回紹介します。

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