インデックス医です。
医学生や研修医の方で、「給料は多いが、貯金はない」医師の話を一度は聞いたことがあると思います。都市伝説的に捉えている方もいるかもしれませんが、そのような医師がいるのは事実です。
また、貯金はあっても家や車のローンがそれを上回り、資産の合計が実はマイナスな医師はさらに多く見受けられます。これに関しては、本人が自覚していないパターンもあります。
今回は給与は高いはずなのに、医師がお金がたまらない理由や、一体何にそんなにお金を使っているのかを解説していきます。
最後には、私たちがそうならないための対策も紹介しますので、ぜひお読みください。
本日の結論
・医師なのにお金がたまらないのは、収入とともに支出も上がってしまうから
・他に、教育費、固定費も高くなりがち
・お金に困らない医師になるには、まずは収入ー支出をプラスにすること
・余裕があれば、投資などで資産形成をしよう
医師なのにお金がたまらない理由
医師であるなしに関わらず、収入が上がるにつれて支出があがってしまう、これはお金がたまらない最大の理由です。
給与が上がると、以前はいかなかったような高級フレンチにいく、日用品の買い物も少し高くてもコンビニで済ませるなど、自分が意識せずとも支出は増えてしまいます。
日常のちょっとしたところから人の購買意識は変わっていき、気づいたときには収入の上昇と同じかそれ以上に支出が増えることはよくあります。
このような人の心理を理解して、必要額以外は使う前に別口座に移すなどの対策を講じれば、よいでしょう。
その他、医師がお金が溜まりにくい理由としては、
・自己研鑽費が高い
・高い教育費
・家や保険、車など3大支出も大きくなりがち
などがあげられます。
自己研鑽費に関しては、学会費、医学書の購入費、研究会費、それに伴う移動・会食費など、医師の自己研鑽はお金がかかるのはみなさん自覚があるでしょう。
病院が経費として負担してくれるような良心的な病院であればよいが、そんな病院はあまり多くない印象です。
また、医師は子どもの教育にお金をかける人が多いです。これは富裕層にみられる傾向だが、医師でもそういった考えの人は多い印象です。こどもを医師に育てたい方も多いので、その影響もあるでしょう。
例えば、小学校から大学までをすべて国公立に通った場合と比べて、すべて私立に通わせた場合は1400万ほど余分に授業料がかかります。加えて、私立医学部に通わせるとなると、授業料だけで2000−5000万円ほどの授業料がかかりますので、医師にとってもこれはおおきな負担になります。
子供の教育費は上限を定めていないと青天井になりがちなので、パートナーとよくよく話し合って置く必要があると思います。
家や車、保険などの支出に関してですが、消費というより、浪費になってしまっている家庭も多い印象です。
というのも、本当に必要な保険というのはこどもがいる場合の掛け捨ての生命保険程度で、それ以上の積立生命保険などはお金という側面だけで言えば、あまり良い選択とは言えません。
マイホームは夫妻という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、確かに日本で新築の一軒家を建てると、買ったその瞬間に不動産としての価値はガクッとさがってしまい、負債になることがほとんどです。
車に関しても同様で、知識がなければ負債になってしまうことが多く、
負債とわかったうえで自分の生活の満足度のために買うのか、
負債にならないような買い方をするのか、
そのあたりはよくよく考えておく必要があります。
お金にこまらない医師になるためには
ここまで、医師がお金がたまりにくい理由を説明してきましたが、実際は医師の給与があれば、適切に資産形成をお個合うことで経済的に困らない段階にいずれはたどり着くことが出来ます。
そのためにまずは、資産形成の基本である
収入ー支出を最大化すること
これを意識しましょう。
そのために、これまでに以下の記事で具体的な方法などを解説しています。
資産形成の基本は、生活の満足度を下げずに収入ー支出を最大化し、その余剰分を資産運用に回すことです。
節約といっても、生活の質を落とさずに支出を減らす方法はたくさんあります。その方法を知っているか、知らないかその差が後に大きく響きます。
本日のまとめ
医師なのにお金がたまらない理由を解説しました。
・収入が上がっても支出を自分でコントロールすること
・自己研鑽や教育費、家や保険など支出が高くなりがちなことを自覚すること
・収入ー支出を最大化するために、心が貧しくならない節約法を知っておくこと
・そして出来た余剰分を資産形成に充てること
以上を意識して、お金がたまる医師になりましょう。
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