インデックス投資とは

投資の始め方

さて、やっとこのブログの本題であるインデックス投資に触れてみようと思います。

インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、S&P500のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のことです。

言葉だけ追うと少し難しく感じるかもしれませんね。

毎朝のニュースで「今日の日経平均株価は〜」というフレーズを皆さん聞いたことがあるかと思います。この日経平均というのも株価指数(インデックス)の一つです。

日経平均のようなインデックスが上がれば価格が上がり、インデックスが下がれば価格が下がる商品に投資をすること

これをインデックス投資といいます。

インデックス投資はたくさんの企業に一度に投資することができます。例えば、日経平均株価は日本を代表する225銘柄の平均株価ですので、これを買うだけで225の日本企業の株を買っているようなものなのです。

これがインデックス投資の最大のメリットと言えます。

投資について勉強したことのある方は、集中投資はだめで分散投資をすべきだ、というような文言をどこかで見たことがあるかと思います。

この分散投資を1つの商品を買うだけで実現できるのが、インデックス投資なのです。

なぜ、集中投資がだめで分散投資がよしとされているのかですが、1つの企業の株価が上がるのか下がるのかを予測することはできないからです。

これは過去のデータにより証明されており、機関投資家と呼ばれるプロの投資家でも、何十年も株価の動きを予測して当て続けることはできていません。

プロが常に最新の情報を収集してもできないことを、本業の傍ら投資をしている我々一般投資家がそれに勝る成果を生むことがどれだけ難しいことかは想像できるかと思います。

それでは投資なんてしないほうがいい、と結論づけるのは早計で、ここでインデックス投資の登場です。このインデックス投資で多くの企業に投資対象を分散させることで、1つの企業の株価の変動は予測できなくとも、全体としてこれから成長する地域や国に投資すればよいのです。

結論から言ってしまうと、

世界中に分散させた商品を買うことで、長期的に見ればほぼ確実に株価があがり、その恩恵を享受できる

ということです。

投資の世界で絶対に上がる、下がるというのは言えませんので、ほぼ確実にと言いましたが、資本主義の崩壊でも起きない限りは、20年、30年といった長期的視点では世界経済は成長していく確率は極めて高いと言えます。

この世界経済は成長するという考え方のもと、インデックス投資を推奨しています

それではインデックス投資ならば、どのような商品を買ってもよいのかといえば、もちろんそうではありません。上で述べたように世界中に投資する必要がありますので、例によって日経平均株価に連動する商品などは日本企業にしか分散しておらず、言ってしまえば日本に集中投資していることになります。

何度も言いますが、一部の地域などではなく、世界中に分散させる必要があるのです。

さて、このインデックス投資により世界経済の成長の恩恵を受けられると言いましたが、何かデメリットはないかと言われるともちろんあります。

1つは常に世界経済が成長し続けるわけではないということです。

この記事を書いているのは2020年3月末ですが、現在は世界経済は混乱に陥っています。感染症が全世界に拡大し、世界各国で多数の死者が出ており、この影響はもちろん株式市場にも現れています。

このように世界経済全体に影響する自体では、そのダメージをもろに受けてしまうのがインデックス投資のデメリットの一つです。

一部の銘柄はあまり株価を下げていないものもあるのですが、分散投資しているからこそ、全体の下げをモロに食らってしまいます。

しかし、これも捉え方によってはチャンスとも言えます。この株価の下落を長期的に見れば、株が全体として安く売られていると考えることもできます。いわゆる株のバーゲンセールです。この期間にどれだけ株を買い増せるかというのは後のパフォーマンスに大きく影響してきます。 

ものは捉えようですので、デメリットとは言いましたが、世界経済の一時的な後退をチャンスと取られることも重要かもしれません。しかし、それも世界経済の成長を、長期的に信じているからですね。

さて、インデックス投資にはもう一つ忘れてはならないデメリットがあります。それは、

大きなリターンは得られない

ということです。

仮に1つの企業に投資した場合、その企業が成長して株価が何十倍、何百倍になることは現実的にあります。例えば、誰もが知っているAmazonですが、この20年で約400倍に株価は上がっています。この20年はインターネットなどIT系の隆盛期となっていますが、それでも凄まじい成長と言えますね。

集中投資をすれば、このような凄まじいリターンを得る可能性がありますが、逆に株価がほとんど0になってしまう可能性があり、ハイリスクハイリターンです。

インデックス投資はこれと比べるとローリスクローリターンと言えるでしょう。

多くに分散しているからこそ、リターンも大きくはならないのです。しかし、先程述べたように世界全体に分散している商品を買うことで、高い確率で株価は上昇するでしょうし、長期的に投資すれば投資した額を下回る可能性は低いです。

言い直せば、

超ローリスク・ロー(〜ミドル)リターン

これがインデックス投資です。

長い期間で見たときのプロの投資家の成績(市場の平均に勝つのはほんの一部)から言えば、集中投資は

超ハイリスクハイリターン

といえますので、どちらがいいのかは明白かと思います。

結論

投資の1つの最適解は世界分散のインデックス投資でしょう。

インデックス投資については以下の書籍で学ぶのも良いかもしれません。


図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! [ 山崎元 ]


ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 [ バートン・マルキール ]


インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ) [ ジョン・C・ボーグル ]

投資は自己責任です。

自身で判断して行いましょう。

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