【2020年読んで良かった本5選】

書評

インデックス医です。

今日は少しいつもと趣向を変えて、私が今年読んで良かった本5冊を紹介していきます。

最近は多くの本が電子書籍としても販売しているので、移動時間など隙間時間で読むことができますね。

これから紹介する5冊も電子版での販売がありますので、気軽に読んでみてください。

①DIE WITH ZERO 〜人生が豊かになりすぎる究極のルール〜

お金関連の本で今年一番印象に残ったのはこの本です。
資産形成について学んでいくと、誰しもが一度陥るのが、資産を作ることばかりに意識が向いてしまう現象です。資産形成は人生を豊かにするための手段ですので、資産形成をすることが目的にならないようにしたいですよね。
この本は資産の使い方に焦点を当てた本です。統計によると、ほとんどの人が老後のために貯めた資産を使い切るどころか、減らすことなく生涯を終えてしまうようです。年金などの収入のみで生活しているということです。この本ではそうならずに、資産を使い切るための手法を具体的に提示しています。
自分の大事な時間と引き換えに築き上げた資産を自分のために使う、そんな当たり前だけど難しいことを考えるきっかけになります。

②FIRE 最速で経済的自立を実現する方法

こちらは先ほどの資産の使い方の前段階、資産形成のゴールをどこに置くかを具体的に考える助けになる本です。実際にどれくらいの資産があれば、死ぬまでお金に困らない生活ができるのか、どの程度の資産で自分がFIRE(早期リタイア)を達成できるのか。実際に一度計算してみるとゴールが明確になり、闇雲に資産を増やすのとはまた違った歩み方ができるようになります。

③GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代

ビジネス書にあたるもので一番印象に残ったのはこちらです。
ギブアンドテイクという言葉にみなさんどういう印象を持ちますか。
この本ではギバー、テイカー、マッチャーという3タイプに人は分けることができ、どれが最もビジネスで成功しやすいかを解説しています。結論としてはギバーが最も成功しやすいのですが、そこには様々注意点もあります。
様々な研究や実際の事例をもとに解説されていくので、非常に読みやすいです。エビデンスレベルはともかく、研究をもとに紹介されるとやはり納得しやすいというのもあります。
医師として働くうえでも、非常に活きる1冊かと思います。

④医療現場の行動経済学 すれ違う医者と患者

こちらは私が行動経済学に興味を持つきっかけになった本です。
ICを行う際に、医師の説明の仕方で患者の理解度、信頼関係の構築が大きく変わってしまうのは誰しも感じたことがあるかと思います。
治療の有害事象が生じる確率が5%の時、
「5%の確率で副作用が出ます」と説明するか、
「95%の人は問題なく治療を終えています」と説明するのかで、与える印象は変わってきます。

人の行動、思考のクセを知ることで、必要のない誤解を生まないようにできます。それを医療現場に当てはめて解説しているのがこの本です。

⑤自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス

メンタリスト DaiGoさんの本です。
マインドフルネスというのは、精神療法の一つである、認知行動療法でも取り入れられているものです。
自分の思考をある程度コントロールし、すっきりさせるための方法の一つです。
一つの失敗を長い時間引きずってしまい、自分のパフォーマンスを下げることがあるような方にはおすすめです。

番外編 本当の自由を手に入れる お金の大学

最後に番外編として紹介したいのが、お金に関する基礎知識を凝縮したこちらの本です。
両学長 リベラルアーツ大学」というYoutuberの方が出版した本なのですが、私はこの方の動画からお金の基礎知識を学びました。
だからというわけではないのですが、非常によくまとまった本で、生活に直結するようなお金の知識関して勉強してみたいというような友人、知人にはこの本を紹介することも多いです。
税金などのいわゆるお金に関する知識だけでなく、引越しの際にぼったくられない方法など自分のお金を守る方法も紹介されています。
お金に関することを網羅的に掲載しているため、その分厚みもある本です。
お金に関して知りたいけど、まず何から始めたらいいかわからないという方向けです。

ちなみに情報処理が視覚より、聴覚優位だという方はYoutubeを見る方が良いかもしれません。自分に合ったやり方で無理せず学んでいきましょう。

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