FIREという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これはアメリカの若者を中心に広まり始めた言葉で、financial independent retire earlyの略で、
経済的に自立して早期にリタイアしよう
という考え方です。
乱暴に言えば、若いうちにお金を貯めてはやく仕事をやめてしまおう、というようなものです。
この考えは日本でも一部では既に広まっており、三菱サラリーマンさんがFIREを達成した方と言えるでしょう。
気になる方は検索してみてください。
私は、FIREの正しい解釈は、働きたくないからさっさとお金を貯めてやめてしまおう、という考えではなく、経済的に自立することで自分のやりたいことをやりたい環境でできるようにし、人生を豊かにする、というものだと捉えています。
日本のサラリーマンの中には、朝起きて会社に行き、嫌いな上司の言うことも聞きながら退社の時間まで耐えて帰る、
こんな人が大勢います。(私の偏った見方かもしれませんが、)
このような状況では、生産性はあがらず、会社にとっても、サラリーマンにとってもいいことはありません。理想は、やりたいことや自分の能力が発揮できる場所で働き、充実した日々を送ることだと思います。
日本は世界でも屈指の、働き方に対する満足度の低い国ですので、このような働き方ができている方は少ないでしょう。
さらに、年金2000万円不足問題など、サラリーマンとして働き続けても、老後も不安となると、自身で生きていく方法や道を考えていかなければなりません。
国が副業を勧めてきていることからも、このように自分で自分の人生を創っていくことが現代では求められています。
その中でもFIREの考え方は重要で、経済的にも精神的にも自立し、その上で働くなり、一度働くのをやめてフリーな日々を送るなり、自分の生活を選んで楽しむ。
これが理想なのではないでしょうか。
突然そんなこと言われても、お金が無かったら生活できない、だから働くしかないんだ。早期にリタイアできるならそうしてる。そんな声も聞こえてきそうですが、はじめは誰しもそうです。
何度も言っているように、日本の今の仕組みでは普通に働いて、普通の生活をし、普通の家を買っていては経済的に自立することはできません。
ですので、どこかで普通とは違う行動をとる必要があります。
その積み重ねが経済的自立、経済的自由につながっていくのです。
FIREを達成するための具体的な方法は別記事で書こうと思いますが、実際どんな方でもFIREを達成できる可能性はあります。医師のように安定して給与が高い職業であれば、そう長い時間をかけずともFIREを達成することは可能でしょう。
その後に医師として医療に貢献し続けるのか、違った分野でその知識、技術を提供するのか、完全にリタイアし悠々自適な生活をおくるのか。
そこは自身の選択となります。また、一度選んだ道が合わなければ、別な道に進み直すことも可能です。
経済的に自立しているからこそ、はっきりと自分の意思で決定することができる。
これがFIREの最大の利点でしょう。
いろいろなしがらみに囚われて生活したくない。
そんな最近の若者にFIREのための正しい考えが広まって欲しいですね。
ちなみに私もFIREを目指す1人です。
FIREについておすすめの書籍です。こちらはFIREの具体的な達成方法を紹介してくれています。
完全なリタイアではなく、side FIREという働き方にも触れてくれています。
コメント