固定費を見直して生活レベルを下げずに支出を減らしましょう ①住宅編

節約術

前回、収入−支出を最大化しようという話をしましたが、今回はその実践編です。
具体的にどのような部分を重点的に見直せばいいのかわからないという方向けにいくつかポイントを紹介したいと思います。
収入−支出の最大化についてはこちら

本日の結論

  • 人生の3大支出は家・車・保険です
  • その他の固定費の代表である通信費を見直そう
    →3大キャリアから格安SIMへ
  • 3大支出+αを見直して浮いた分を無駄にしない使い方

人生の3大支出について

人生の3大支出とはなんでしょう?
といっても、目次に書いてあるのでわかると思いますが、
家・車・保険
ですね。

これらが生涯年収の約半分近くを締めている人が現代では非常に多いです。
生涯年収の平均は約2億円です。
そのうち、約1億円をこれら3つが締めているのです。

そう聞くと高すぎるような気がしてきませんか?
これから3つそれぞれについて少し考えていきましょう。

家はマイホームがいいのか、賃貸がいいのか

まず、家についてですが
マイホームがいいのか、賃貸がいいのかこれは人それぞれなのでいくら議論しても答えはありません。
といってしまうと意味がないので、経済的な観点だけでの結論としては
賃貸が得
です。
理由は様々ありますが、簡単に言うと
マイホームというのが基本的に買った時点で負債になるから
これが1番大きい理由でしょう。

家というのものは基本的に買った時点で負債になる
これを理解せずに買っている方が非常に多いように思います。
例えば5000万円で家を買った場合に、極端な話翌日に売却したとしても5000万で売れることはまずありません。

というのも、家の購入価格には家の価値以外に、広告費や、人件費など様々な費用が加えられているからです。純粋に建物としての資産価値というのは確実に購入価格以下になると考えてください。

それ以外にも、アパートやマンションと違って、何か家の設備が壊れるなどしてメンテナンスが必要になるとその分の費用はもちろん家主であるあなたが負担することになります。固定資産税など税金もかかってきます。

もちろん、マンションでも共益費がかかるなど上記費用の1部を負担することはあるでしょう。
それでもマイホームに掛かる負担のほうが大きいのは明らかです。

日本ではマイホームを持つと1人前のような、謎の慣習というか文化が未だに残っています。
家族や親戚からそのように言われてきた方もいるかと思います。
しかし、高度経済成長期にその恩恵を受けながら生活してきた私達の親世代の時代と今ははっきり違います。
終身雇用も終わりだと言われている今、わざわざ引っ越しもできなくなるマイホームに住むメリットはそれほど大きくないように思います。

もちろんマイホームがだめだと言っているのではありません。資産ではなく、負債だと認識した上で、それでも心の豊かさがマイホームにより得られるのであれば、買う価値はあると思いますし、わたしも家族次第ではマイホームを購入する日が来るかもしれません。

投資ではなく、浪費だと認識し、その上でマイホームの購入について考えようということです。

浪費で心が満たされたり、ストレスからすこしでも開放されるならたまにはそれもありです。
しかし、浪費ばかりでは資産はたまりませんので、そこらへんのバランス感覚が大事ですね。

まとめ

少し長くなってしまいそうなので、車・保険についてはまた次回書きます。

マイホームは浪費だと認識し、それに見合った心の豊かさ、満足感が得られるのなら購入の検討をしましょう。
これはあらゆる物の購入について共通した考え方として知っておきましょう。

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