過去に少し触れたのですが、長期投資において市場平均に勝ち続けるというのは容易なことではありません。
短期であれば現在の市場のように経済が混乱に陥っている中であれば、市場平均に勝てる株は多く見つかることでしょう。しかし、それも一つ間違えると資産を大きくへらすことになりかねませんが。
さて、過去のデータによると、ある期間の20年間市場平均に勝ち続けた機関投資家は2割以下となっていました。20代から投資を始めた場合、仮に退職までだとしても30年から40年間の投資期間となります。プロですら20年で8割の投資家が市場に勝てないということを考えると、私達一般の投資家が40年にも渡って、市場に勝ち続けることは不可能といってもいい確率でしょう。
しかし、これは基本的にアクティブ投資を行った場合です。いわゆる個別株投資を浮かべればいいです。
インデックス投資についてはその限りではありません。というより、インデックス投資で市場の成長とともに資産を拡大していくのであれば、市場の成長そのものが自身の資産の拡大につながると考えて良いので、市場に勝つ負けるという話とはまた違ってきます。
VTや、S&P500に連動する商品をひたすら積み立てていくというのが、超長期投資においては最適解と言えるでしょう。
それができれば生涯を通じて株式市場に居続け、市場の成長とともに自身の資産を拡大させていくことができます。
それは現在のような市場が混乱に落っているときも同様で、このような時こそ、淡々と積立をすることが後の大きなリターンにつながることを認識しましょう。
人は感情に流される生き物ですので、ルールを決め、機械的な売買をすることがどのような相場でも生き残るために重要です。
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